ひとごとだと思ってました。~子宮頸がん治療から妊活するぞ日記~

イラスト制作をしているせとゆきこが、本厄の年に子宮頸がんを患っていることが発覚。涙もあるけど笑いも多い治療ライフとその後をご紹介します。

検診の日です。

f:id:setoyuki62:20131212000141j:plain:leftその前に腎臓のレントゲン撮影とMRI検査で骨盤まわりのレントゲン撮影。より細かく写し出せるようにと造影剤というのを注射しての撮影です。1日で2回も3回も注射されるとは…とほほ。それにしてもMRIって不思議。樹脂のドームに囲まれて、機械の動く音がするだけで、どうやって身体に超音波を通して身体の中身が写せるんでしょうか???これだけでも、最近の科学って凄い!と感心してしまいます。

そして母と揃ってより詳細なお話と治療方針を聞きます。
今日は婦人科の中でも一番偉い先生が説明するという事で、より緊張が高まります。今日撮影したMRI画像やこないだの検査結果の内容を照らし合わせて説明を受けました。驚きです。MRIの映像でがん細胞がはっきりと見えています。しかも3〜4cmの大きさで。
内容をまとめると、子宮頸がんの中でも進行の分類ではIb2期とII期との狭間だという事。Ib1期だと、子宮頸部だけ取り除けば何とかなるかもしれないけれど、II期になると子宮を全部摘出しなければいけないそうです。
今の状況なら全摘の治療方法を選択するのがセオリーだそうですが、一応私は独身だし子供を産んでいないという事もあり、将来を鑑みて子宮温存の治療を勧めてもらいました。抗がん剤を利用してがん細胞を少しでも小さくしてよりIb1期にすることで、頸部のみの切除をしていきましょうという事でした。
ただこれも、開腹した時にレントゲンでは拾いきれなかった転移(リンパ腺の転移やごく微細なものなどは見えないそうです)があった時には子宮の全摘出をするかもしれないという事、実際この治療方法を行っているのはこの病院でも3例しかない事(ここ半年くらいでようやく実施するようになったそうです)などから、少し治療のリスクは上がるらしいのですが、治る可能性だってあるんだからと、子宮温存の治療方針でお願いする事を決めました。
より細かく聞いた事で、腹をくくった気分。
そして、来週もまだ検査が続くのでした。