ひとごとだと思ってました。~子宮頸がん治療から妊活するぞ日記~

イラスト制作をしているせとゆきこが、本厄の年に子宮頸がんを患っていることが発覚。涙もあるけど笑いも多い治療ライフとその後をご紹介します。

今年も経過観察は続きます。

f:id:setoyuki62:20131212000326j:plain:left治療をしてから丸3年。当時の今は、抗がん剤副作用の代表である脱毛にビビりまくりの日々でした。が、今は休日のお出かけを楽しみ、子宮も元気で周期どおりの生理もきております。でも、経過観察はまだまだ続く…。てなわけで、今日は3ヶ月ぶりの病院へ。
毎度のことながら、人が多いです(゚д゚)待合室では病院と思えないほどの人混みで賑わっております。付添いの人が一緒の人も多いので、なおさらワイワイやってます。そこで繰り広げられる会話は様々。初診っぽい若い女性は、子宮が温存されるかどうかが心配でならないようなことを言ってます。確かに私もそうだった。そんな人のやや近くにいた老夫婦の会話にぎょっとした。
「どんなに頑張っても、良い病院に行っても、寿命は決まってるんやから、アカン時はアカン」
確かにそうかもしれんけど〜…てか、私もそう思いますけど〜( ̄Д ̄;)まだ老い先長い人がたくさんいるのに、そんなことを言ってしまっては実もフタもありませんがな。(←しかも声がでかい)でもこんなことも言っていた。
「でもな、アカン時こそ良い思いでいたいやん」
そう、それ!イロイロ苦しいことがあっても、最後に痛みなく去っていけるようにしたい、幸せだったなと思っていたい。だから先生にたくさん相談することもあるし、自分で何とかしようと今を踏ん張る。そんな思いがつまったようなこの言葉に重みを感じてしまいました。

明けました

f:id:setoyuki62:20131214165527j:plain:left3年前のお正月に、下半身のあまりの異常さに初めて婦人科へ行こうと決意をしたことを思い出します。病気発覚当初は生きた心地がせず、またこうしてのん気に生活をしていることなんて考えもできませんでした。今思うと、それは言いすぎと自分でも思いますが、大病をしたことのない私にとっては大事件でしたから。
普通に食事をして、お酒を楽しんで、お出かけができることに心から感謝。これが痛い目にあう前からできていれば、なお良かったのですけどね( ̄Д ̄;)
がん治療で戦っている最中の方も、経過観察中の方も、まだがんにかかってない健康な方も、この1年も無事で良かったと思えることがひとつでも多くありますようにと祈るばかり。もちろん、自分も。

先日の追記です

f:id:setoyuki62:20131212000325j:plain:left前回紹介をさせてもらったポスター制作の記事についての追記です。
このブログを見ている方から「どんな風に掲示されているか見たい!」というお声があがったので、ご依頼主にお願いした所、使用状況のお写真をいただくことができました。ちなみにこのポスターは、実践女子大学様、実践女子短期大学様をはじめ関東方面の大学を中心に掲示されているそうです。
私は大卒ではないのでよくわからないですが、最近の大学のトイレはどこもこんなにキレイなのでしょうか。ちょっとビックリです。
↓「タダコピgreen RING」 株式会社オーシャナイズ
http://www.oceanize.co.jp/tadacopygreenring.html

これもご縁です。

f:id:setoyuki62:20131214170135j:plain:left偶然このブログを見ていただいたのがきっかけで、なんとイラスト制作のお仕事をさせていただくことになりました。
「子宮頸がん」という病気が身近に迫っていることを、1人でも多くの大学生に正しく知ってもらうための啓発ポスターの制作です。このポスターの掲示場所は、大学内の女子トイレ。しかも個室にです。最近居酒屋さんでよく見かける「トイレの中からこんにちは」的な感覚でちょっと面白いです。残念ながら全国の大学を網羅するわけではないので、全ての女子大生に伝えられないのが残念ですが、少しでも知る人が増えるというのは良いことです。
思いもよらない所からステキなご縁がいただけて、感謝感激です。

↓「タダコピgreen RING」 株式会社オーシャナイズ
http://www.oceanize.co.jp/tadacopygreenring.html

待ち80分診察5分

f:id:setoyuki62:20131212000324j:plain:left3ヶ月ぶりの検診に行ってきました。相変わらずの人の多さに、今日はどれくらい待つのか…と思いつつ待合室で座っていたら、既に痺れを切らしている人がいましたよ(^^;)私の隣で付添いの人に文句言いながら八つ当たり。病気の不安なこともあって、ことあるごとにどこかに怒りをぶつけないと気がすまないタイプなのかな?ただ短気なだけ?めちゃ気まずい空気の流れる待ち時間は更に長く感じるわけです。
そんな待ち時間を過ごしながらようやく診察。今回も問題ナシ。次の診察はまた3ヶ月後の予定なので来年です。その頃には治療後4年目突入ですよ。

リボンじゃないよ、クローバーだよ。

f:id:setoyuki62:20131212000323j:plain:left前回の更新からはや3ヶ月。子宮頸がんに立ち向かっているみなさん、経過観察中のみなさん、健康体だけどちょっと気になっているみなさん、いかがお過ごしでしょうか。この3ヶ月の間に子宮頸がんのワクチンが国内で初承認というニュースもあり、費用とか対象になる人とか面倒なことはまだ多そうだし、治療薬ではないので何とも言えないことも多いですが、これで泣き寝入りする人も減っていくのではないかという希望も見えてきました。
子宮頸がんワクチン、国内初承認(yomi Dr.より)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=16314&from=hochi
徐々に寒くなり冬眠したくなるこの季節は、定着してきた感じもある乳がん啓発のピンクリボンキャンペーンをやってるわけですが、この象徴となっている色によっていろんな啓発運動があるのはご存知でしたか?よく知られているのは乳がんのピンクとHIVの赤だと思います。
じゃあ子宮頸がんは?
オレンジ!!
ですが、リボンではないのです。クローバーなのです。ティールアンドホワイトリボンというのが子宮頸がん&子宮がん啓発で存在するという噂を聞いたことがあるのですが、私が知る限りの情報はかなり薄いので、情報のお持ちの方はお知らせくださるとありがたいです。というわけなので、今回はあえてオレンジクローバーを推させてもらいます。
で、オレンジリボンは確かに存在しますが、こちらは児童虐待防止運動になってしまいます。これも社会的に大切なことではありますが、いかんせんここでは子宮頸がんをテーマにしているので、やはりオレンジクローバーを積極的に広めたいと思っております。
↓オレンジクローバーキャンペーン 子宮頸がんに私はならない!
http://www.orangeclover.org/
そんなこんなで次の検診の日程が近づいてきました。大丈夫だとは思うけど、やっぱり気の重くなる通院ですな。

変わってた

f:id:setoyuki62:20131212000322j:plain:leftいつもの先生といつもの感じでサクサク喋ってハイ終了…のいつもの定期検診のはずでした。が、今年度の人事異動に伴って、今まで担当してもらってた先生がハイグレード昇格をして業務が引き継がれたらしく、私が病院に行っていないこの3ヶ月の間になんと担当医が変わってた( ̄Д ̄;)マジデスカ?! 入院仲間の人は以前に担当医が変わったと話を聞いたこともあったけど、私は今回がお初。今までの先生とおつきあいが無くなるのは何となく寂しい反面、素っ気ない診察とおさらばと思ったりして、ちょっぴりワクワクと緊張感が入り乱れです。とはいっても診察内容が変わることはないので、会話は至って今までどおり。直近の生理日を確認して、細胞診やって、触診やって、超音波の映像撮って、軽く状況確認なんかをしたらハイおしまい。問題ないからまた3ヶ月後ね〜と言われて帰りに採血取ったら今回も検診完了ですよ。前の先生と違って穏やかに落ち着いて話ができた気がするw
担当医が変わったのも驚きでしたが、今回は診察費も大幅ダウン!!なんとほぼ半額!!前回と同じ内容なのに何で?診療費の設定方法が変わった?それとも前の先生がちょっとエラい人だったから特別料金だったとか?それともぼったくってた?嬉しいことだけど謎は深まります。