ひとごとだと思ってました。~子宮頸がん治療から妊活するぞ日記~

イラスト制作をしているせとゆきこが、本厄の年に子宮頸がんを患っていることが発覚。涙もあるけど笑いも多い治療ライフとその後をご紹介します。

いざ、出陣。

f:id:setoyuki62:20131212000212j:plain:leftさてさて、今日は9:00から手術です。
事前の説明を聞いていると6時間の長丁場なので、それだけ麻酔がかかってる時間は意識がないとはいえ、さすがに気合いが入ります。ドラマとかのイメージだと、手術室へ向かう一本の廊下をベッドに乗せられた私とこれから一緒の時間を祈り続ける両親との別れ…なんて考えていましたが、
大間違いでした。
手術室までは徒歩で向かい、入口では他にも手術を受ける患者さんと他の家族でごったがえし、両親に「じゃあ」の一言をかける間もなく看護師さんに慌ただしく中へと誘導されたのでした。中に入ると、手術服をまとった医師と看護師がわんさか。思わずあんぐりしていると、目の前のベッドに寝るよう指示があったので、横になった瞬間個別の手術室に猛進。まだ気持ちの整理が全くできていない中、パジャマの上着を脱ぐと、私の上で心電図やら全身麻酔の点滴やらと、いろんな配線が猛烈な勢いで施されていきます。視界に入る限りの器材を見てやろうと、興味津々な私に
「はい、横向きになって背中を丸めてください」
きたー!事前に聞いていた注射だわよ!かなり痛いと聞いていたけど、どれくらい?もうスグに打つ?なんて緊張がピークに高まり握り拳をつくろうかとしたその瞬間、
いったぁいぃぃぃ〜〜〜(○_○;)
予告なく刺さりましたよ、背中。
思わず体がビクッと跳ねましたよ。
「あ、痛かったら言ってくださいねぇ。ちゃんと刺せないと困りますから。」
声かけんの遅いんじゃーい(-_-#)なんなん、これは〜?!いつもの「注射打ちますねぇチクッとしますよぉ」の一言はないんかい!と心の中で声を大にして怒り露にしたまま意識消失。私の子宮ご開帳となるのでした。